大学生のひとりごと

わたしのひとりごと、のぞいてみませんか

今日の話。

今日は暗めの話があるので

苦手な人は後半は読まないでください

 

 

 

まずは明るい話からいくと

朝、子牛が生まれました!!

ほぼ予定日どおりで母子ともに元気!

ホルスタインの女の子。

 

 

少ししたら育成牧場にいって

2年後ぐらいには牧場に戻ってきます

子牛って目がぱっちりで

まつ毛が長くてかわいいんですよね

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お昼休憩はジェラートを食べに行きました

知床しお味、美味しかったです

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ここから暗い話です。

命の話なので

苦手な人は読まないでください。

 

 

午後牛舎に行くと

子牛が亡くなった状態で生まれていました

 

予定日から2週間たっていて

昨日、分娩誘発剤(?)を使いました

 

流石に2週間も経っていると

かなり赤ちゃんが大きくなっているだろうとは

思っていましたが、やはりその通りでした。

 

体も頭も大きかったので

生まれるときに死んでしまったのか

生まれたあとに何かしらの理由で

呼吸ができなかったのかはわかりません

 

でも死んでしまった命は返ってこないので

割り切って考えるしかないなと思いました

 

お母さん牛にはごめんねと伝えました

 

 

もちろん

そんなに大きな赤ちゃんを産んだ母牛も

無事ではなく

かなり頑張って産んでくれたために

目が充血し、眼球が出て、泡を吹いた状態で

下半身麻痺で起き上がれなくなっていました

 

 

今も外で横たわったままです

 

 

乳牛の役目はミルクを出すことです。

ミルクのでない乳牛は

お肉になることが多いです

 

でも自分の足で動いて

荷台に登れないような牛たちは

殺処分されてしまいます

 

今回の母牛は

下半身麻痺で起き上がれません

 

明日の朝、生きているかさえも怪しいです

 

きっと治らないことと

体を自力で動かすことができないことから

おそらく殺処分です

 

命が奪われることに変わりはなくとも

お肉になるために殺されるのと

死ぬために殺されるのは全くの別物です

 

昨日まで元気そうだった

今朝まで元気そうだった

昨日まで他の牛とごはんを取り合ってた

大人しく牛舎についてきてくれた

まだ若い牛が

目の前で横たわっているんです

 

正直、どうすることもできません

 

でも、死んでしまった赤ちゃんとは違って

母牛はまだ生きています

きっと治らないかもしれないけど

治る可能性がないわけではないと思います

 

せめてもと思い

さっき、ごはんをあげにいったら

思っていたよりたくさん食べてくれました

 

生きようとしてくれてるんだと思います

 

 

朝になったら元気になっててほしいです

少しでもよくなっていてほしいです

 

 

こういう暗い重い話は

ブログに書くべきではないと思います

でも、忘れてはいけないことだと思うので

せめて文面として残しておきたかったです

 

 

死ぬために殺す選択肢しかないことが

すごく悔しいです

ほかに選べる道があればいいのに、

もともと人間の都合で殺しているのに、

頑張って産んでくれたのに、

自力で動けないなら死んでください

というのはあんまりだと思います

 

でも今の私には何も変えられないので

少しでもよくなることを祈るしかありません

 

酪農家の人たちは

こういうことを何度も何度も経験しています

その度に泣いていたんではキリがないです

 

だから私は酪農家に向いていないのかも知れません

でも死んでしまうことに慣れたくはないです

今のこの気持ちを忘れるのも嫌です

 

忘れないためにも、今日のことを

ブログに書かせてもらいました

最後まで読んでくださった方

ありがとうございます

 

とりあえず

涙が止まらなくてこのまま書いてると

朝、目がパンパンになってしまうので

もうやめときます